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最近,ビットコインの暴騰や「億り人」などともてはやされる投資成功者が話題となり,ビットコインやイーサリアム,リップルといった仮想通貨へ投資をする方が多くなっています。
新しい技術に投資をすること自体は大変良いことだろうと思います,投資の元手も自己の余裕資金であれば通常問題が生じることはなく,現に収益を上げた方もいるように,投資に成功する場合もあるでしょう。
しかし,投資には失敗がつきものです。特に,仮想通貨の取引所によっては,レバレッジといって預託した資金の数十倍の金額の投資をすることができ,プラスだけでなくマイナスも大きくなりがちです。負けが続き資金がなくなると,勝てば返せるのだからとつい借金までして賭けに出てしまい,気づいた時にはとても返しきれない多額の借金を負ってしまうというのが,典型的な多重債務のパターンです。
また,仮想通貨をクレジットカードで購入して多重債務となってしまった方や,ニュースとなったマウントゴックスやコインチェックといった仮想通貨取引所側の問題により想定外の不利益を受けたり,仮想通貨取引所の出金停止措置により資金繰りができなくなり借金の支払ができなくなってしまう方もいます。
さらに,収益が上がった場合の税金が支払えないという方もいるようです。ただし税金は別の問題がありますので後述します。
こうして,仮想通貨への投資は,自己の投資判断についてのリスクだけではなく,外部環境からのリスクも高い,ハイリスク投資であるといえます。
損失が膨らみ,借金をしてビットコインなどの仮想通貨の取引をしてしまっている方へ。
まず,投資は余裕資金で行うものです。借金に手を出してしまっている現状は,既に悪い状況にあるということを理解して下さい。
借金という現実を受け入れなければなりません。いつかは勝てる,と思って続けていると,さらに損失が拡大し,借金も増えていきます。
銀行や消費者金融は貸すときはニコニコ笑顔ですが,一月,二月と滞納をすると,電話口での対応も全く変わり,厳しい督促を受けることになります。
そして最後は家族や会社にも迷惑をかけることになってしまいます。
いま,相場のことがいつでも頭から離れない状態ではありませんか。
投資を続ければいつか損失を挽回できると思っていませんか。
仮想通貨への投資はギャンブル性が強く,多くの人がこうした心理になります。
本当はもうやめたほうがいいことを,あなたはもうわかっているのではないですか。
過去に区切りをつけ,金輪際,仮想通貨の取引はやめましょう。
過ぎたことは仕方がありません。今ある生活を大切に,前向きに今後のことを考えましょう。
そして,今ある借金の返済が困難なのであれば,弁護士に相談してください。
収入,お持ちの資産の状況や,仮想通貨の取引をしていた状況等によりますが,仮想通貨の借金は,弁護士に借金の整理(任意整理・自己破産・個人再生)を依頼すれば解決できます。
借金を少しでも減らせればという方は,利息をカットする方法として任意整理があります。
借金が多額で,とても返せないという方でも,あきらめる必要はありません。
裁判所に自己破産を申立て,免責を受ければ,借金の全額について,返済義務がなくなります。
しかし,ここで一つ問題があります。
ビットコインなどの仮想通貨の取引はギャンブル性が高く,取引の具体的な状況によっては,自己破産をしても免責不許可(破産をしても借金がなくならない)となる場合があり,解決にならないかもしれません。
ですから,あなたの仮想通貨取引の状況で自己破産による解決ができるかどうか,自己破産と免責に詳しい弁護士に相談する必要があります。
自己破産の経験豊富な弁護士であれば,自己破産をして免責が得られそうかどうか,見込みを判断できます。それだけでなく,免責を得るために今後何をしていけばよいのか,説明を受けられるはずです。
仮想通貨の取引の状況が著しく重度であり,自己破産で免責を得ることが難しいと考えられる場合でも,個人再生をするという方法があります。
個人再生には免責不許可制度がありませんので,一定の支払い能力等の条件を満たせば,借金を大幅に減額することができます(例えば借金の8割カット)。
このように,ビットコインなど仮想通貨による借金の解決には,自己破産がよい場合もありますし,個人再生を選択すべき場合も多くあります。
また,仔細は省略しますが,ビットコインを現在まだ保有している場合に破産手続でどのような問題が生じるか等,新しい技術である仮想通貨に特有の難しい問題もあります。
ですから,仮想通貨による借金問題は,自己破産だけでなく個人再生の経験も豊富な弁護士にご相談になって下さい。
経験豊富な弁護士は,あなたの状況を確認し,仮想通貨の取引状況やあなたの事情をうかがいながら,様々な解決方法の中から,一番良い方法を教えてくれるでしょう。
なお,収益が上がり翌年3月に支払う所得税等の税金が支払えないという方については,別の問題があります。
税金は自己破産をしても免責されず(なくならず),個人再生をしても減免されない(減額もされない)ため,自己破産や個人再生が抜本的な解決になりにくいのです。
もっとも,税金の他にも借金があればそちらは整理ができますし,税金については税理士に相談するとともに,税務署へも長期の分納や減免の相談をする等していく必要があるでしょう。
横浜駅西口のオリオン法律事務所横浜支部では,例えばビットコインやリップルの取引で数千万円の負債となってしまったケースなど,仮想通貨による借金の相談を受付けています。
また,オリオン法律事務所横浜支部では数多くの自己破産や個人再生を扱っており,オリオン法律事務所の弁護士は,自己破産・個人再生申立の経験がいずれも豊富です。あなたにとって一番最適な今後のやり直しのための手続をご案内いたします。
過去の例でいえば,自己破産をした方も,個人再生をした方も,皆さん今は立派に再出発をしておられます。今はご不安も多いでしょうが,まずは弁護士に相談してみて下さい。
きっと再スタートの道筋が見えてきます。
ビットコインなど仮想通貨による借金の問題は,思い立った時が相談どきです。いつでも横浜の弁護士にご相談ください。
弁護士 笹浪 靖史
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