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いち事務員も誤解をする自己破産のイメージ

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 某牛丼屋でお昼を食べていたところ,近くの席にいた若い女性の客2名が自分の推し(アニメやアイドルなどで自分の好きな人・モノのことです)に貢いでいる話をしていました。

 アクキー10個買ったとか写真いっぱい撮ったとか。楽しそうに話すなあ,とホッコリしてたらたまごに醤油いれすぎましたけど。
 それで,女性が「またおしごとが増える!破産しそう!」と言っていました。
 しごとが増えて破産しそうになるなんて素人には日本語の意味がわからなくなるところですが,「お仕事」ではなくて「推し事(おしごと)」ということらしいです。
 つまり,グッズを買ったりして自分の好きなアイドルを推す活動ってことですね。めちゃくちゃネーミングセンス良いですよね。

 推し事で破産と言えば,この前,破産ってどんなイメージ?と友人に聴いたところ「金は貸さないが相談には乗ってやる」と言われました。持つべきものは友ですね。…相談じゃなくて質問をしたんだがな。
 やっぱり破産のイメージは良くない。その一点に尽きます。

 実はいち事務員もそんなに良いイメージは持っていませんでしたし,この仕事に就かなければ今もきっと同じ価値観です。破産について調べはするものの,「そりゃ法律事務所で破産のことを悪くは言えないからどこも口を揃えて『破産は悪いことじゃない』っていうしかないよね」と思ってしまうかもしれません。
 だって破産したら一生ひもじい生活送るんでしょ?
 破産したらもうお先真っ暗でしょ?
 破産の事実はずっと残るのに手元にはなにも残らないんでしょ?

とんだ誤解

 破産したら家具も全部没収,手元にお金がなくなって,住む場所がなくなり,周りからは破産した人として悪名がお散歩に出かけるようなそんなイメージでしょうか。

 これひとつも合ってないです…。

 自己破産の目的は決して「借金を返せなくなったことへの制裁」ではありません。

 誰も最初からまったく返さないつもりで借りてませんよね。少しでも生活できるように,一時的ではあるけども生活のためにお金を借りて,でもまたすぐ使ってしまうから返せなくなっていく人や,水道光熱費や家賃を数カ月滞納していて,でも請求来ないからいいか!と思ってしまい気づいたら額が膨れ上がって,怖くなって放置してしまった人等。
 状況は様々ですが,そんな人達にこれ以上生活の妨げになるような罰を与えてなにになりましょう!

 やっぱり社会としては,「ひとりでも多く社会の歯車を回してくれ!回せないなら回せるように手助けするから,また社会をよりよくするのを手伝ってくれ!」と思っているわけです(一概にそうだとは思いませんが,そういう一面もあるだろうという個人の見解です)。だから歯車が回せないほど苦しむ人には色々な策を国は見繕っているわけですね。

 世間の破産のイメージってなんか誇張されてる感が満載というか。誤解ばかりでもったいないところを感じます。

極端な誇張の例

 例えば「一生破産者のレッテルがはられて,ひもじい生活をすることになる」です。わかる。そのイメージありますよね。

 結論,借金がない状態になりますので,借金に苦しんでいる今の生活より数百倍良い生活が送れると思いますよ。

 自分の収入は全部自分のもので,借金返済のお金を考えなくてよくなります。
 毎回ポストを見て督促の封筒や裁判所からの書類がないかチェックする必要もありませんし,突然来る電話を無視して,あとで電話番号検索をする必要もありません。
 そうやって毎回気を張ることも,借金して借金を返すような訳わからないこともしなくていいんです。
 ひもじい生活にもまずなりません。

 破産者のレッテルがはられるのも大きなゴカイです。まず,破産をすることを誰かに話さない限り知られる機会がないと思います。近所に「あの人は破産者です!」と通知が行くわけでも,新聞に「今月の破産者」の記事が載るわけでもありません。実際,身の回りに破産者ってわかる人いますか?知らないだけで,過去に破産をしている人や現在進行形で破産の手続きをしている人がいるかもしれません。官報というものに掲載されることはあっても,わざわざ有料検索をしてまで破産の確認をしてくるような人は滅多にいません。

 破産をするとクレカやローンを利用できないのは間違いありませんが,一生ではありません。せいぜい5年とか10年です(長いように見えて実際そうでもありません。破産の手続きは最短でも半年かかるケースが通常なので,破産成功してから5年クレカが使えなくても大丈夫なように生活が変化しているはずです。デビットカードでもいいと思いますし。)。

 他の例で気になるところは,「破産したら家具が没収されて家すっからかん」のイメージですね。
 これ あ り え な い です。
 要は家具を売りさばいて少しでも借金返済の足しにされるってことですよね。ドカドカと他人が土足で何人もあがってきて,「差押」と書かれたオフダみたいなシールを家具に貼られて持ってかれるんじゃないか?というご心配ですね。ないです。ないです(大事なことなので)。
 普通の生活に戻すための手続きで,普通の生活をむしろ奪っている状況なんてありえません。先手を法も打っていて,差し押さえが禁止されている財産の中に「(簡単に言うと)生活に必要なもの」と明記されているので家具寝具生活用品はまず没収されません。価値が売値で20万円以上ある高級で状態の良い財産があれば要検討ですが。

誤解をときましょう!

 ひとまず,いままで持っていたイメージだけで物事を判断するのは大変危険です。

 ご相談者様の中にも,「もっとはやく依頼すればよかった」と安堵される方もいらっしゃいます。

 オリオン法律事務所含め,借金相談は無料で承るところが増えてきておりますので,一度状況の整理のためにも弁護士に聞いてみるのがベストだと思いますよ。

 しょっぱい牛丼を頬張りながらそんなことを考えていました。


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